家庭⽤蓄電池に関するアンケート調査結果を発表しました。

【タイナビ総研】家庭用蓄電池に関するアンケート調査を実施
蓄電池の設置率 わずか3%!
今後の普及は補助金制度の認知が鍵

東日本大震災以降、大手メーカーが相次いで新商品を発表している「家庭用蓄電池」。太陽光発電システム、HEMS(ホームエネルギーマネジメント・システム)と並んでスマートハウスを構成する3つの機器の一つでもある蓄電池だが、その認知度はいかがなものだろうか。
この度、タイナビ総研(株式会社グッドフェローズ内/本社:東京都品川区/代表:長尾泰広)は、全国の太陽光発電を検討したユーザー353名を対象に、「家庭用蓄電システムに関するアンケート調査」を行った。「蓄電池を設置していますか?」と聞いたところ、97%が「いいえ」と回答。「はい」と回答したのはわずか3%だった。また、「設置しない理由は何ですか?」と聞くと、「価格が高い」と回答した人が66%にも上った一方で、半数以上の人が補助金制度の存在を知らなかった。
個人の場合は100万円を限度に機器費用の1/3を国が負担してくれるという、他に類を見ない手厚い補助金額であるにも関わらず、太陽光発電を検討したことのある人の間でもその存在が認知されていない現状が浮き彫りになった。その背景には、そもそも「蓄電池は価格が高い」「経済的メリットがない」という過去のイメージが払拭できていないこと、また補助金の認知を広めるための十分な広報活動が行われていないことが理由と言えそうだ。

調査概要: 家庭用蓄電池に関するアンケート調査
有効回答: 太陽光発電の設置を検討したことのある全国の戸建てユーザー353名
調査方法: インターネットによるアンケート調査
調査期間: 2014年6月19日〜2014年6月25日

1.太陽光発電システムを検討した人のうち、蓄電池を設置した人はわずか3%

最初に「あなたの自宅は蓄電池を設置していますか?」という質問をした。結果、97%が「いいえ」と回答。「はい」と回答したのはわずか3%だった。続いて、設置した人に「設置した理由」を聞いたところ、「非常用電源」が45%、「光熱費の削減」が36%、残りの19%を「補助電源」と「その他」が占めた。また、「蓄電池を設置してよかったと思いますか?」と聞いてみた。すると、90%の人が「はい」と回答。「いいえ」と回答した人は一人だけだった。設置した人の割合は少ないものの、設置者の満足度は高いことがわかった。